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2006年05月10日
PS3の価格は安いか高いか・・・
PS3、“59,800円”の意味
・・・ワタシは安くも高くもない、妥当な価格設定だと思うが・・・普通の人は「高い」と思うだろうなぁ。
このコラムで後藤氏が結論づけているとおり「ゲーム機からの脱却」がPS3成功(普及)への扉を開く鍵であるとワタシも思うけど、WindowsXP MCEに代表される「エンターテイメントコンピュータ」の日本国内での現状、PS2の成功及びそれに伴うDVD-Videoの普及の前例を併せて考える限り、前途多難であると結論付けざるを得ない。
まずは「エンターテイメントコンピュータ」だけど、日本の家庭はPCでのデジタル家電の集中コントロールを全く求めていない。それは北米市場ではある程度の成功を収めているWindowsXP MCEが日本国内では惨憺たる結果しか残していない現状を見れば火を見るよりも明らかだと思う。
時代が変わりVTRがHDDレコーダに、CRTがLCDやPDPに取って代わったといえ、ビデオデッキで番組予約をし、テレビで見るといった旧来からあるテレビを中心とした運用形態は全く変わっていない訳で、日立のWOOOのHDDレコーダ内蔵モデルがよく売れているのも納得できる。
また、PS2の成功はゲーム機の性能に比して低価格(一般の人または家庭にとってゲーム機に支払うことが出来る価格)であったことに加え、PS2がPSの上位互換機であったことが一番の理由だったと思う。DVD-Videoの普及に関しては、完全にPS2の普及したことによる後付けであり、このコラムに書いてあるような「PS3のBDプレーヤーという付加価値」のようなことは全くなかった。
当時PS2の売り上げにDVD-Videoの普及を託し、願っていたAVマニアのワタシがPS2の爆発的な普及と現在のDVD-Videoの隆盛を経験し、思ったことは「いくら高性能な機械でそれがリーズナブルな物であったとしても一般人がその機械(機能)を便利と考え、必要と考えない限り普及することはない」といった至極当然のことだった。それはゲーム機だけではなく、AV機器でもその手の前例は多々在ったわけで、今回もそれは踏襲されるはずである(利便性の面ではTape → MD → HDDやアナログレコード → CDのメディア変遷の例、性能が低くても利便性の面で上回った物が普及した例ではMD vs CCD vs DATの例が挙げられる。近年の例ではCDに変わるオーディオメディアとして期待されたSACDやDVD-Audioが普及しなかった例を挙げると分かりやすいと思う)。
そういった現状や前例を鑑み、PS3の場合はどうかと考えてみると、いくら好意的に考えても「普及しない」といった結論に達してしまうのである。ゲーム機としてはオーバースペックであることに加え、普通の人はDVD-Video以上の高画質フォーマットを必要としていないことが普及しない理由として挙げることが出来ると思うけど、最大のネックはゲーム機としては非常に高価であることに在ると思う。
やっぱり「PS3はゲーム機を超えた存在にはなることが出来ない → PS3はゲーム機としては高価 → PS3は普及しない」といった3段論法が成り立つと考えることが自然だと思う。
それにしても・・・一番の普及モデルになるであろう20GbモデルにはHDMI出力を搭載しないってのはどういったことだろう・・・。SONY自らゲーム機以外の価値を否定しているように思えてならないのだが・・・。これだけは今からでも設計変更した方が良いと思うけど・・・SONYさん。
投稿者 Humi : 23:35 | コメント (0) | トラックバック (0)
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