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2010年07月20日

【Comics_Review】 高杉さん家のおべんとう 2

前回のレビューで「5月から蔵書の管理をMediaMarkeで行うことにした」と書いたけど、WebLogの方があまりにも殺風景なので、本文も一緒に載せることにします。

高杉さん家のおべんとう 2
柳原望
メディアファクトリー ( 2010-06-23 )
ISBN: 9784840133333
おすすめ度:アマゾンおすすめ度

待望の2巻という事で今回も非常に楽しく読む事が出来た。

今巻の帯によると「おべんとうを通じて描かれるハートフルコメディ(はあと)」ということらしいのだが、今巻を読んでみて感じた事は、確かに作中においておべんとうは作っているのだけれども、それが物語の展開上必須ではなくなって来ているな・・・という事。

たとえば、この作品と同様に「食」を通じて描かれる作品によしながふみの「きのう何食べた?」とか志村志保子の「女の子の食卓」等々あるのだけど、「きのう何食べた?」を読んでいて感じるよしながふみの食に対する過剰なまでのこだわりや、「女の子の食卓」に描かれている食とそれにまつわる人間関係の切なさや楽しさに比べたら「高杉さん家のおべんとう」のそれは『おべんとう』に関して言うならば非常に薄まってきていると言わざるを得ない。

しかしながら、それがつまらないと言っているわけではなく、ただ単に作品の中心軸が「おべんとう」から「食全般」にシフトしつつあるというだけで、コメディとしての面白さは全く減退していない。逆に久留利ちゃんの人間関係の広がりに併せて「おべんとう」という小宇宙を埋めることに腐心するだけではなく、「食全般」という大海に漕ぎ出したと解釈するならば、作品としての今後の展開が非常に期待できるものになると言っても良いと思う。

特にこの2巻はマルくんのお兄さんが登場したことで久留利ちゃんとハルくんを中心とした恋愛模様が大きく発展しそうで、今後の展開が一層楽しみになって来たかな(^^)。

それにしても、この手の「食」を通じて描かれる作品つてホント面白い作品が多いんだよね。ちょっと考えてみると、「食」というものを「食べる」という行為だけを注視するならば、それは単なる人間が生きるための「栄養補給」に過ぎないのだけど、それを「食事」というコミュニケーションに視野を広げれば、それは悲喜こもごもの「人間関係」に発展させることが出来る訳で、それは当然ながらコメディ作品との相性は最高であって当然なんだよね。

長々と書いてきたけど、コメディとして佳作であることは確かだし、個々のキャラクターも立っていて非常に楽しく読めると思うのでコメディ好きな方や寡黙な女の子がもじもじする様子に思わず(ニヤッと)笑みがこぼれてしまうような方は一読しても損は無いと思います。お試しあれ(^^)

投稿者 Humi : 23:05 | コメント (0) | トラックバック (0)

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